お知らせ
諸般の事情により、本年の「太陽カンツォーネ・コンコルソ」「夏の祭典 ナポリターナ競演」の開催を見送ることにいたしました。毎年楽しみにしてくださっている皆様におかれましては、大変ご迷惑をお掛しますことをお詫び申し上げます。
何卒ご理解の程よろしくお願いいたします。
東京・吉祥寺を拠点としたカンツォーネ教室です。
カンツォーネブームで青春を過ごした方、耳馴染みのない方も必ず聴いたことのあるあのフレーズ、伝統的なカンツォーネの基本を身につけながら本格的に楽しむことができます。
日本におけるカンツォーネの草分け、故 荒井 基裕の遺志を引き継いだ講師陣が生徒一人一人に寄り添いながら指導いたします。
荒井 基裕(あらい もとひろ)
1919年東京都生まれ。
ホルン奏者として東京フィルハーモニー、東京放送管弦楽団に勤務したのち、声楽家の原 信子(はらのぶこ)氏に声楽を学び歌手に転向、テノール歌手としてNHKのオペラ、オペレッタなどで活躍。世界的なテノール歌手フェルッチォ・タリヤビーニ氏の招きによりイタリアへ留学、ロメオ・アルドゥイ氏に師事する。国立音楽学校コレッジョ・ディ・ムジカ及び言語学校ダンテ・アリギエリ修了。帰国後は日本でのカンツォーネ普及と発展に情熱を注ぎ、歌手活動にとどまらず、訳詞者、評論家、解説者として活躍。さらにはプロデューサーとして多くの演奏会を企画・制作、イタリア人アーティストの招聘を数々成功させるなど、日本におけるカンツォーネの草分けとなる。
また、後進の発掘、指導にも力を注ぎ、舞台芸術学院(教師)や産経学園(講師)などで教鞭を執り、自身のスタジオを設け「荒井基裕カンツォーネ研究所」を設立、数多くの弟子を教え次世代のカンツォーネ歌手を輩出。
1991年、永年にわたる功績が評価され、イタリア・バレックロジアのカンツォーネ博物館より最高賞『イル・トゥレーノ賞』をミルバ、パバロッティと共にアジア人として初めて受賞。
声楽家・音楽家として生涯を捧げ、2015年永眠。